胸骨圧迫の方法
- 傷病者を固い床面に上向きで寝かせます。
- 救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、その上にもう一方の手を重ね、上に重ねた手の指で下の手の指を引き上げます。
- 両肘を伸ばし、脊柱に向かって垂直に体重をかけて、胸骨を約5cm押し下げます。
- 手を胸骨から離さずに速やかに力を緩めて元の高さに戻します。
- 胸骨圧迫は1分間あたり100〜120回のテンポで30回続けて行います。
- 押さえる力の目安
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- 大 人
- 両手で約5cm沈むまでしっかり圧迫する。
- 小 児
- 両手又は片手で胸の厚みの1/3までしっかり圧迫する。
- 乳 児
- 指2本で胸の厚みの1/3までしっかり圧迫する。